「とある塾人」の歩み~開業1年間~
これから独立開業する人にとって一番の不安であるはずの、「開業して本当に自分の塾に生徒が集まってくるのか?」「どうやって集めればいいのか?」といったことを中心に、私の歩みをお話しします。
私は個別指導塾で5年と集団進学塾で8年間講師を務めていたこともあり、自分の指導力にはめっちゃ自信があったわけです。
サラリーマンとして塾講師を結構な年数やってきたのもあって、「自分が独立開校したらめっちゃ集まるにきまっとる!」なんて超絶夢を見ていました。(本気で思っていましたw)
でも、そんな幻想は一瞬で打ち砕かれましたけどね。
開校する前にプレオープンと言って1か月間無料体験をしてもらう期間を設けました。そのプレオープンを周辺住民に知ってもらうためにチラシを作成して(自作)
新聞折込チラシ(30万円分くらい)⇒2名
情報誌の広告面(10万円くらい)⇒0名⇒二度とやることはなかったです。
ポスティング(自分でやりました)⇒2名
近くの公園や学校でのビラ配り⇒3名
を行っていました。
集まったのは7名でしたね。
まぁ、正直なところ少ないことにめっちゃへこみにへこみました。
でも、どもこの馬の骨かわからん新参者のよくわからん学習塾に集まってくれた5名の成績を上げるために、マジのマジで一人ずつしっかり手厚く指導していました。
開校後、初めて中間テストで5教科合計で75点アップや、68点アップなどしっかり成績を上げることができたので、その少ない実績であたかも偉業を成し遂げたかのように自信をもって生徒募集活動をしました。
そしたら、そんな少ない実績でも徐々に紹介が増えていき夏には30名程になりました。
生徒が増えてくると、一人ひとりにかけられる時間は当然ながら少なくなってしまうため開校当初のような超絶手厚いフォローは難しくなりました。
そこで、一人ひとりの進捗状況などをチェックするためにテスト前では全教科、生徒がやるページを確認テストするようして遅れているとか、暗記の精度が良くないとか一人ひとりの特性をしっかり把握できるようにある程度のシステム化をしました。
すると今度は成績が爆発的に上がる(5教科合計100点以上アップ)生徒がちらほらと出てきたので、それがまた口コミとなったり、点数アップを大体的に打ち出したチラシを出すと、今まであまり反響の無かったチラシ戦法が1回チラシを入れるたびに5名程の生徒がコンスタントに入塾するようになりました。
そんなこんなで開校1年では50名ほどになっていました。
開校から1年でここまで生徒が集まってくれたのは、口コミ、生徒紹介、チラシ戦略、校舎前自転車戦略など色んな生徒募集活動を行ってきましたが、根本にあるのは「成績を絶対的に上げる塾」としての実績を築き上げたことに尽きると今は思います。(当時ではとにかく生きる残るために無我夢中でしたけどw)
~開校1年間のまとめ~
開校時に生徒がたくさん来るという幻想は幻想!
開校当初はとにかく目の前の生徒の成績を爆発的に上げることに全力あるのみ!
成績が上がった生徒がいたら大々的に広める!
生徒が増えてきたら90%以上の生徒が成績の上がるシステムを確立する!
生徒が増えてきても「成績を爆発的に上げる!」ことに尽力する!